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まさか…チカン 電車の中で男の視線を感じていたのは昔のこと。古希を迎えた千代子はもう誰も自分を女として見ることなどないと思っていた。だが今、お尻をまさぐってくる手の動きは間違いなくのそれだった。
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夫に先立たれたことをきっかけに始めた娘夫婦との同居生活は虚しいだけだった。夫が音を上げるほど性欲が強かった澄江にとって平穏な毎日は退屈なだけ。娘夫婦と笑顔で接しながら裏では手淫に耽るばかりの毎日。
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